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土地 広大地

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土地 広大地

お亡くなりになった方が所有していた宅地のうち、付近の標準的な宅地の地積に比して著しく広い宅地がある場合、その宅地(広大地といいます)は、相続税の評価上、標準的な宅地の評価額よりも低く評価することができます。なぜなら、このような著しく広い宅地を住宅地として開発しようとする場合、道路を入れたり公園を作らなければならなかったりするため開発コストがかかり、またその道路等の地積部分は公共公益的施設のため換金処分ができなくなるため標準的な宅地よりも価値が低い、と考えられるからです。
広大地の評価は、(1㎡あたりの路線価×広大地補正率×地積)というごく簡単な算式で求められます。この算式で評価すると、その宅地は画地調整などを行う前の路線価評価額に対し最低でも55%、最高で35%の評価額となり、相続税の納付額が大きく下がることになります。
しかし、広大地の評価をすると相続税の納付額に大きくインパクトがあるため、税務署が認めない、ということがあり、そのような事例は枚挙に暇がありません。
広大地として評価できるかどうかについてはいくつかの要件があります。特に判断が難しいのは、その宅地を開発するとすれば道路などの公共公益的施設が必要かどうか(路地状開発が可能か)、というところです。広大地の評価自体は、上記の簡単な算式で計算できますが、そもそも広大地として評価することが可能かどうかの判断が鍵となり、さまざまな角度からの調査・検討が必要になります。
当事務所は、こうした難しい土地の評価につきましても対応しております。

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